今日は高校の稽古に参加しました。
大学生2人OB2人に高校生3人というアンバランスな稽古ですが、他では決して味わえない贅沢な時間を過ごさせていただいております。
独特な雰囲気があります。普段の稽古では遠い存在の先生も、この時ばかりはきわめて身近な存在です。
「そうです、入ります」「あ〜違います」高校生に敬語を使う先生も衝撃的ですが、時折冗談交じりに笑顔もこぼれ、家族のような雰囲気がホッと和やかでたまりません。
先生がお父さんで、その他は兄弟みたいだなとふと感じることがあります。
僕は長男ということになります。長男には信頼してくれている反面あまりかわいがってもらえません。
その点弟たちは目をかけてもらっています。稽古の内容は弟たちのレベルに合わせていると思いきやお兄ちゃんたちに送るお父さんの視線が尋常ではありません。
技の最中ふと見るとお父さんは正座をしてこちらを凝視していたりします。
うれしいやら恥ずかしいやらもったいないやらありがたいやら引き締まるやら。
現役を離れて久しく、合気道部の中でもそれなりにキャリアを積んできましたが、ここにきて合気道を始めたばかりの白帯だったころの初々しい気持ちが蘇ります。
「うまくなりたい」「ほめられたい」理屈でも計算でもなくただ素直にそう思うのです。
今すばらしい人たちに囲まれて純粋に合気道を楽しんでいます。