職場の物置きをあさっていたら掘り出し物が出てきました。
「温ねつ灸」なる電気温熱治療器。
見るからに昭和な逸品です。
以前から灸の希代の名人澤田先生に惹かれていましたが、最近、自分でも温熱療法の研究を始めました。
家庭用の隔物灸を用い自分の体で実験です。
そんな矢先、火を使わず手軽にできる治療器が手元に。
ヨモギの持つ薬効は捨てがたいのですが、補法としての温熱の価値はかなりあると思うのです。
もっとも僕は灸師ではないので火を使うことができません。
アイロン療法や三井式などの先人の英知に学びつつ、温熱療法の可能性を探っていきたいと思います。
今のところわかったことは、足湯の効用が全身浴に対する部分浴にあるように、局所的な刺激が身体をゆさぶる作用があること。
点の熱がこんなにも深く広がりを持つとは思いませんでした。
特に仙骨上や下腿の陰経を温めることで女性の冷えや婦人科系の不定愁訴に著効を示すこと。
この1ヶ月みてきた中で、冷えや頭痛、便秘、不妊などを抱える女性には必ず砂糖の過剰摂取が見られること。
うつ、不眠もしくはそれに準じる精神疾患は持つ人がチョコレートやコーヒー、ケーキなどを好んで常食しているというのも興味深い事実でした。
砂糖に限らず、自然界には存在しえない、異様なほどに精製された不自然な食品。
陰性過多、冷えは万病のもと、あながちまちがいではないでしょう。
標治で冷えをとりつつ、食生活の改善を平行して進めれば、女性を苦しめる大半の症状は消失するのではないかと思います。
倦怠、頭痛、悪心、嘔吐、振戦、貧血、身体各部の疼痛など断食症状に苦しむ人を間近にみて、低血糖、膵臓の悲鳴、息たえだえを肌身で感じると、精製糖の麻薬性に背筋が寒くなります。
未来のある女の子に僕は声を大にして言いたい!
決してスイーツを食べるなというのではない。
毎日でなく週末の楽しみくらいにしませんか。
つまりスイーツをご馳走にしよう!
どのお店の何にしようか、雑誌やネットを開いて1週間時間をかけて選ぶことを楽しもうじゃないの。
そして待ちに待ったその日少し高価なものを自分へのご褒美に。
毎日惰性で食べるより、その方がずっと心も味覚も満たされるんじゃないかな?
将来愛する人と結婚してあたたかい家庭を築くためにも、愛する人との間にかけがえのない命を授かるためにも、今からでも遅くないよ、もっと自分の身体を愛してあげよう!