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肉を食べなければ筋肉がつかない、スタミナがつかない。
学校給食に始まり現代栄養学が声高に喧伝する常識。
もっともらしいが、野生動物をつぶさに見てみるとその常識が覆されてくる。
ゴリラの主食はもっばら植物や果実だ。
それなのにあの筋骨隆々の体躯。
性格はきわめて温厚で神経性の下痢を起こすことさえあるという。
さくの中に落ちた人間の子どもを助けた動物園のゴリラのニュース映像が配信されたのも記憶に新しい。
人間にしても未開の住人は蒸かしたイモだけで驚くべき筋量を誇る。
これはまさに腸内で元素転換を起こしている何よりの証左だ。
牛に肉を食べさせたら狂牛病になった。
人間が肉を食べだしたら生活習慣病が急増した。
自然の摂理は無視できない。
今の若者の食生活の乱れ、即ち肉食、白砂糖、合成添加物過多の食生活から41歳寿命説が流布された。
あながち邪説でもない。
僕が菜食を志向するのは、ただ健康になりたいとか長生きしたいなどといった手前勝手な論理ではない。
人間にとって自然とは何かという疑問から、心身のパフォーマンス最大化の追求にある。
よりよく生きる、自他のために鮮明に生ききること。その延長に持続可能な幸福があると見据えている。
7代先までの幸福を視野に入れなければ、それは利己的で即物的なものに終わる。すなわち抗えない宿命的な不幸へのプロセスだ。
プロ野球選手に痛風が多い。
練習熱心なのは結構なことだが汗を多くかく代わりに尿の少なくなることが問題だ。
肉食をして尿量が減れば血液中に尿酸や窒素など肉の分解産物が濃縮された形で蓄積する。
血液のにごりは筋肉を硬化させる。
肉離れ、アキレス腱断裂が多いことに納得する。
野生動物は何を食べて生きているか、そして人間は何を食べて生きるべきか。
ケガをしてもいい、病気になってもいい、というなら今までの常識である肉食を続ければいいいだろう。
しかし理性的な目で大局を眺めたとき人間のありようがはっきりと視認できる。
肉食動物はほえる。
殺されるのではないかという恐れを常に抱いているからだ。
穀菜食にすれば恐れることも強がる必要もない。
泰然自若としていられる。
合気道の土台にして極意がそこにあると僕は発見した。
それは心の平安ひいては万有愛護、世界平和と続く大きく和するの道、合気の道のりに他ならないと。
身体の不調は身体によるバランス回復現象。
必ず原因があり、原因の是正、バランス回復によって発現した症状は消失するものだ。
センスとか感性というのは、自らの身体の声を敏感に聞き取り、正確に解釈していくことに他ならない。
そのための知識と経験でなければ生きる上で何の意味も持たない。
自己満足と他者欺瞞のために限られた時間を費やすなら、今すぐ真理を実践していきたい。
新しき世界へ